令和2年第5回里庄町議会臨時会が、令和2年8月7日午前9時40分に開催された。
議会では、主に新型コロナウイルスに対する対応を目的とした補正予算が話し合われた。
加藤町長は、コロナウイルスが急速に広がっている状況を踏まえ、経済活動と日常生活の両立が求められると強調した。今後の感染拡大を防ぐため、教育や医療関係への支援が必要であると述べた。
具体的な予算案は、令和2年度一般会計補正予算(第3号)であり、内容は多岐にわたる。医療機関への支援として、450万円の予算が提案された。
仁科英麿氏からは医療支援金の具体的な内容について質問があり、山本健康福祉課長が上限50万円の個別支給であることを説明した。さらに、特に医療機関の防護具購入なども対象にする可能性があることが示された。
また、小・中学校の体育館に対しては、空調設備の整備に関する予算として、9180万円が計上されている。この事業は新型コロナウイルス対策の一環として行われる。
仁科氏は、この事業の財源として臨時交付金をどのように活用するかについても質問し、町長は今後の国からの配分を見て進めていく考えを示した。この点については、議員間での意見交換が行われ、最適な財源の利用が求められた。
議案に対する修正動議も提案され、これらの動議は可決され、修正案として新たな予算を編成する方向性が決定した。修正案では、水道会計への補填のため、臨時交付金の活用も提案された。議会では議員全員の参画が求められ、町民の福祉を考慮した支出が強調された。
これを受けて、議長は討論を行う時間を設け、最終的には議案が可決された。議会終了後、加藤町長は教諭や町民へ対策を行う必要性を改めて強調し、全員の協力を呼びかけた。新型コロナウイルスに対する対策は、今後も重要なテーマとして議会において引き続き議論される見通しである。
この臨時会では、新型コロナウイルス危機下における効果的な予算編成とその実行を目指し、適切な財源の使い道が多角的に検討された。