令和元年6月18日、里庄町議会第3回定例会が開かれた。議会は重要な議案を次々と審議し、採決を行い、可決された。
今回の定例会では、議案第30号の「里庄町森林環境譲与税基金条例の制定について」が大きな焦点となった。この議案に対し、2番の佐藤耕三議員は賛成の立場から議論を展開した。佐藤議員は、税金の徴収や目的の明記について、曖昧な点があったとしても、農水省からの助言を受け、基金を創設することが重要であるとの考えを示した。
「資金の原資については、現行の財源の中で予算を付けるべきだ」と佐藤議員は強調した。彼は新たな税を課すことに対して懸念を表明しつつも、森林環境税の意義を認めた。また、公共施設の木材化に対する透明性の確保が重要であるとも指摘した。この議案は、他の議員たちからも賛成され、原案通り可決された。
次に、議案第31号「里庄町介護保険条例の一部改正について」も審議され、反対意見はなく、賛成意見のみで可決された。同様に、議案第32号「里庄町道路占用条例の一部改正」も賛同を得て可決され、今後の施行が期待される。
また、議案第33号は、社会保障の安定財源の確保を目的とした消費税法の一部改正に関連するもので、こちらも賛成者が多く、原案通り可決された。議案第34号は岡山県市町村総合事務組合に関するものであり、こちらも特に異論なく依然として承認された。
さらに、令和元年度の一般会計補正予算についても議論が行われ、重要な経費が示された。特に幼児教育無償化に合わせた改正が注目された。
最後に、議案第39号と第40号の「里庄町道路線の認定」が報告され、全議員の賛成により可決された。議会は、各議案を通じて地域の発展に向けた決意を新たにした。定例会は予定よりも早く終了し、午後10時04分に閉会した。
これらの議案が可決されたことで、里庄町は今後さらに具体的な政策推進へと歩みを進めることとなる。