令和3年6月定例の里庄町議会第4回定例会が開会した。
議長の岡村咲津紀氏は、出席議員10名での開催を宣言し、加藤泰久町長が挨拶を行った。加藤町長は、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まったことを報告し、町民への感染予防と接種の啓発について言及した。
全体で8件の議案と4件の報告事項が提出され、本定例会の主な議題として、里庄町税条例や介護保険条例の改正が挙げられた。特に、里庄町介護保険条例の改正については、新型コロナウイルス感染症の影響により、介護保険料の減免措置を令和3年度も引き続き講じる必要があると強調され、村山達也町民課参事が説明を行った。
また、予算関連の議案では、令和3年度一般会計補正予算や国民健康保険特別会計補正予算も承認され、新型コロナウイルスワクチン接種に関する経費の計上が特徴的だった。特に、加藤町長は衛生費の中で446万4千円の補正を求めると述べ、新型コロナ対応の重要性を訴えた。
道路認定に関する議案もあった。仁科成彦農林建設課長が、里見720号線や新庄627号線の道路認定について提案したことで、議場は活発な質疑応答が行われた。特に、道路幅員に関連する基準についての質疑が多く、中には既存の電柱による幅員制限に関しての懸念が示され、慎重な議論が展開された。
最後に、選択的夫婦別姓制度の法制化に反対する請願書が紹介され、総務文教委員会に付託することに決定した。議長は今後の議論を期待する旨を述べ、本日の会議を締めくくった。