令和3年3月8日、里庄町議会では、新型コロナウイルスに関する施策や予防接種に関する議案が中心に議論された。
特に、仁科英麿議員は新型コロナ対策としてワクチン接種の進捗や、感染状況の分析について詳細に質問した。
仁科氏は、感染者数が全国的に再増加している点を指摘し、岡山県内でも変異株の問題など、より強力な対策が求められると訴えた。加藤町長は、町としても引き続きワクチン接種体制の強化を図っており、効果的な感染防止策に努めていると述べた。
また、議会では里庄町予防接種健康被害調査委員会の設置や、国民健康保険税の条例改正が提案された。新たな条例の制定により、予防接種の関連健康被害がより適切に調査されることが期待されている。これに伴い、国民健康保険税についても、基金を活用した減税が行われる見通しであり、町民の経済的負担軽減に寄与することが見込まれている。
加えて、町道の修繕要望についても多数の意見が交わされた。仁科課長は、要望への対応状況を紹介し、年間約70〜80%の要望に対して実施していると説明した。しかし、地元の意見を反映するためにも、さらなる周知活動が求められるとの声も上がった。
最後に、里庄町が進めるスーパーの誘致についても言及された。町長は、住民の要望を踏まえたうえで協力できる方策を模索しているとし、地域経済の活性化に向けた具体策を検討する必要があるとの見解を示した。今後、コロナの収束を見据えつつ、住民の期待に応える施策の実行が求められる。