令和3年11月25日に里庄町議会の臨時会が開催された。議事の内容は議案第65号の補正予算が中心であった。
この補正予算について、加藤泰久町長は説明を行い、900万円の追加補正が必要であると強調した。この金額は、東護岸工事の進行に伴い、崩壊状態にある部分の早急な対応を図るためのもので、財政調整基金からの繰入れも含まれている。
平野敏弘議員からは、なぜ12月の議会まで待てなかったのか、国からの支援が可能ではないかという質問が寄せられた。仁科成彦農林建設課長は、地元の稲作に関する事情を説明し、早期の水ため替えを望む住民の意見を強調した。ここでの工事は、地域の農業活動を支えるためにも重要だということが示された。
また、状況から見ても、早急な対応が求められていることが明らかである。特に水位を調整しながらの工事が行われており、農業においても影響が出ることが想定されていた。町長は、「早急な対応をするためにここで提案させていただいた」と述べ、住民の理解を得られるよう努める意向を示した。
質疑が進む中、高田卓司議員も質問を行い、崩壊した護岸の修復がどの程度進むのか確認を求めた。仁科課長は、今回の工事により崩壊部分は完璧に修復されると説明した。さらに、他の護岸も今後補修の計画があることが報告された。
最終的には本議案は全員賛成により可決された。本日の議会の決定が迅速な補正予算処理の一助となることが期待されている。その後、岡村咲津紀議長は会議を締めくくり、臨時会は無事に終了した。