令和5年9月5日、里庄町議会では、重要な議題が持ち上がり、各議員が活発な意見を交わした。最も注目されたのは、里庄東小学校南東の角にある信号機の存続についてである。仁科 英麿議員は、新しい交差点設置に伴う信号機撤去の危険性を指摘し、町長にその後の進展について問うた。これに対し、小寺 農林建設課長は、撤去は現時点で決まっていないと述べたが、進展は見られていないようである。
さらに、議員間で教育支援についての議論が交わされた。科学少年少女に対する進学祝い金寄附金30万円の受け入れについて、杉本 教育長は公平性の観点から受け入れに否定的な見解を示したが、議員からは受け入れの必要性が強調された。特に、町内の中学校卒業生に対して2万円を贈ることは、学びを奨励する良い施策と考えられている。
また、マイナンバーカードと健康保険証を一つにまとめる政策に関しても意見が交わされた。町長が「デジタル化の進展には否定的ではないが、カードの統合に対して不安もある」と指摘した。
帯状疱疹ワクチン接種について、近年の助成の波に乗って町民の健康を守る取り組みが必要だとされ、同様の施策を実施する自治体が増えている現状がある。というのも、ワクチン接種が高額であるため、助成が必須であるとの旨が述べられた。
公園の整備と活用に関する質問も多く、仁科 千鶴子議員は多くの世帯が抱える問題点を挙げ、公園の整備が急務であると強調した。また、町長は、地域住民の意見を尊重しつつ、今後の公園整備についての姿勢を表明した。
最後に、議員は「里庄町が子育てに優しい町として成長を続けるためには、今後も積極的に意見を反映していく必要がある」とし、行政に期待感を示した。