令和3年6月定例会が里庄町役場で開催された。
会議では、議案第36号から第39号に至る条例改正が審議され、いずれも賛成多数で可決された。特に、里庄町税条例の一部改正は原案通り可決され、町長の加藤 泰久氏は「安定した財政運営の確保が必要」と指摘し、税収確保に向けた取り組みを強調した。
加えて、議案第37号の介護保険条例の一部改正についても、反対討論はなく可決された。介護保険の充実に向けての決定が地域の福祉に寄与することが期待されている。議案第38号の医療費給付条例の改正にも、議会側からは賛成の声ばかりが上がった。
議案第39号の国民健康保険条例についても、原案通り可決され、地域住民に対する健康管理の重要性が再確認された。補正予算に関しては、予算決算委員会の委員長である平野 敏弘氏が報告し、ワクチン接種事業など新型コロナ対策への予算配分が重要であると説明した。
道路の認定に関する議案第42号、第43号も問題なく可決。仁科 千鶴子建設福祉委員会委員長は「新しい道路の開通が地域の発展につながる」と報告した。
最後に、請願第1号についても委員の間で慎重に議論され、法制化に反対する意見書の提出については賛成多数で継続審査とすることが確認された。会議は充実した内容で進行するとともに、議会の運営についてもそれぞれの意見が交わされた。
このように、様々な議題が取り上げられ、知恵を絞った討議が行われた里庄町議会は、地域住民の声を聞く姿勢を示した。議長の岡村 咲津紀氏は「地域の未来を見据えた決定がなされた」として閉会を宣言した。