令和3年12月10日、里庄町議会の定例会において、重要な議案がいくつか可決された。
議案第66号では、岡山県市町村総合事務組合の事務処理の変更と規約の改訂について議論され、全員一致で承認された。議長の岡村咲津紀氏は、討論の際、反対意見も賛成意見も存在しなかったことから、速やかな進行を見せた。
また、議案第67号から第70号までの予算関連議案についても、委員会からの報告が行われ、これらは全会一致で可決された。特に、議案第67号では、ふるさと納税の寄附金が大幅に増加した理由が質疑され、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種の集団接種日程についても具体的な検討がなされた。平野敏弘予算決算委員長は、このような内容を報告し、具体性が求められる中で議論を深めた。
さらに、議案第71号では、新たな道路の認定が審議され、仁科千鶴子建設福祉委員長の報告により地元の状況が考慮された。行き止まりの道に関する質疑では、町の開発要綱に基づく説明がなされ、今後の地域整備に関して期待が高まった。
そして、請願第1号と第3号についても議論が行われ、いずれも閉会中の継続審査となった。請願第1号は選択的夫婦別姓制度の法制化に反対する意見書、請願第3号はその制度の法制化を進める意見書というテーマで、意見が分かれる中で慎重な審議が求められた。特に第3号に関しては、長年待たれている制度であり意義深い提起がなされた。
この日、全体として議会は活発な討論を交わし、必要な予算措置や地域課題の解決に向けた一歩を踏み出した。議会は予定通り閉会し、出席議員の努めに感謝が示された。