令和2年12月4日、里庄町役場議場で令和2年里庄町議会第10回定例会が開会された。
出席した議員は10名であり、定足数に達している。
加藤 泰久町長は、条例の改正や補正予算を含む議案11件を提案し、適切な審議を求めた。
特に注目されたのは、議案第74号「里庄町国民健康保険税条例の一部改正」だ。
国民健康保険税の軽減判定所得基準を見直すことで、基礎控除額相当分を43万円に引き下げる必要がある。
村山 達也町民課参事は、「改正により、税負担が軽減される」と説明した。
次に、議案第75号「地域経済牽引事業の促進に係る固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正」、
これは土地や資産に対する課税を軽減し、地域経済の活性化を目指すものだ。
村山町民課参事は法改正に伴う必要な手続きを強調した。
議案第76号以降に提案された一般会計及び特別会計の補正予算も議題に上り、
新型コロナウイルス感染症対策や社会福祉関連の予算が多く含まれている。
加藤町長は、教育や福祉、インフラ整備に4930万円の追加予算を出す考えを示し、
町民へのサービス向上を目指している。また、水道事業に関しては、減額修正が提案され、
これは料金免除の影響によるものである。
さらに、岡山県西部衛生施設組合において規約の変更も提案され、
ごみ焼却施設の設置や運営に関する事務を新たに追加することで、
周囲住民の理解を得る方針であると説明された。また、固定資産評価審査委員会委員の選任や人権擁護委員の推薦に関しても、
それぞれに適任者が選ばれたことが報告された。
この会議では、上述の議案への質疑は12月11日に行われる予定で、議会の透明性及び信頼性を高める努力が引き続き求められている。