令和4年6月10日、里庄町議会は第5回定例会を開催した。議事は、計5つの議案が取り上げられ、各議案は賛成多数で可決された。
日程の中でまず紹介されたのは、議案第30号の里庄町税条例等の一部改正である。この案に関しては、反対意見も賛成意見も起こらなかったことから、議会は討論を迅速に終結させた。次に上程された議案第31号の里庄町消防団条例の一部改正についても、同様の手続きで無事に可決された。
日程第3では、令和4年度里庄町一般会計補正予算(第3号)及び令和4年度里庄町介護保険特別会計補正予算(第1号)について、予算決算委員長の平野敏弘氏が報告を行った。今回の補正予算では、保育士処遇改善のための臨時特例事業費補助金が支給されることや、非課税世帯に対する特別給付金事業が新たに設けられることなどが説明された。
また、自治総合センターのコミュニティ助成についても言及があり、地域の活動に対する引き続きの支援が求められている。この報告に対し、質疑は行われず、全会一致での可決に至った。
日程第4の請願第1号の討論では、消費税インボイス制度の実施延期を求める意見書について、議会内で委員長の報告が行われた。請願者からは、中小業者などへの影響や、景気の悪化を理由に延期を求める意見が陳述された。その結果、委員会では継続審査とすることが決定された。