令和3年5月11日に里庄町議会第3回臨時会が開会された。議事は全ての議員が出席し、定足数を満たした状態で進行された。議長の眞野博文氏は、会議録署名議員の指名から開始し、佐藤耕三氏と仁科千鶴子氏を指名した。
次に、会期が本日の1日間と決定された。議案は複数あり、特に専決処分を求める議案が目立った。議案第32号では、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業に急遽必要な接種記録システムの構築について議論された。健康福祉課長の星島智子氏は、「既存の予約接種システムの改修が急務となった」と説明した。
議長はさらに議案第33号、税条例の改正についても提案された。これに対して町民課参事の村山達也氏が、地方税法改正に伴う所要の改正を行う必要性について説明を行った。この改正は「地方税法の施行日より適用する」とのことで、多くの議員による質疑もなく無事に承認された。
議案第34号、新型コロナウイルス感染症の検査費用を補助するための一般会計補正予算が提案され、町長の加藤泰久氏は「成人式に参加する新成人を支援するため」と述べた。質疑応答も円滑に進み、議案は承認された。
総務費に係る補正として議案第35号が取り上げられ、新型コロナウイルス対策のための予算が盛り込まれた。町長は、「感染症対策用の備品を整備するため」との説明を行った。
重要な新任議長選挙も行われ、岡村咲津紀氏が女性初の町議会議長に選出された。岡村議長は、「多様な意見を町政に反映し、子供からお年寄りまで安心して暮らせるまちづくりに邁進する」と意気込みを語った。