令和4年6月7日に開催された里庄町議会において、複数の重要な議題が取り上げられた。
最初に、町の環境衛生に関する質問が行われた。佐藤耕三議員は、町民がごみの分類についての理解を求める声が多い状況を背景に、特に可燃ごみと不燃ごみの分別基準の違いが説明不足であると指摘した。町民課の枝木敦彦課長は、同じ組合自治体内でごみの出し方が異なることはあるが、基本的には処理施設の能力に依存していると説明し、各自治体の表記方法に違いがあることを認めた。
同協議会の議事では、給付金の減少や、新型コロナウイルスの影響で活動に支障が出る中での収支報告が行われた。佐藤議員は「環境衛生協議会の運営がこれからも持続可能であるか心配」と述べた。これに対し、枝木課長は、県や他団体の補助事業を活用しながら運営をしていく意向を示した。
また、野良猫の問題についても意見が交わされた。地域での飼養や保護、去勢手術の補助が求められたが、枝木課長は「県の動物愛護財団が助成事業を行っているため、町独自で補助を設ける予定はない」と答えた。
加えて、基盤整備に関する議論では、仁科成彦農林建設課長が町の発展を確認。加藤泰久町長は、「安心・安全の住環境の整備が重要」「人口減少を抑えるために若者の流入を促す必要がある」と発言した。
最後に、公共交通につき、バイタルリード社への委託が決定したことが報告された。利用者のニーズ把握についての意見も聞かれる中で、今後の施策における住民の意見がいかに反映されるかが注目される。