令和4年第1回倉敷市議会臨時会が、1月7日に開会した。議会には43名の議員が出席し、会期は本日1日限りと決まった。
中西公仁議長は新年の挨拶で、昨年の東京オリンピックと新型コロナウイルス感染症の影響を振り返り、倉敷市の復興や今後の方針に言及した。特に、豪雨災害からの復興について力強い姿勢を示し、関係者との連携の重要性を強調した。
また、伊東香織市長も新年の挨拶で、中核市移行20年の節目としての意義を述べた。新型コロナウイルス対策に向けて、国からの支援も強調。成人式の開催に向けて、感染者数の増加に警戒する必要があることを訴えた。
本日の議題では、議案第1号として「令和3年度倉敷市一般会計補正予算(第11号)」が提案された。この補正予算は、国の経済対策に基づく住民税非課税世帯への現金給付や、マイナポイントの取得手続きの支援を含む内容である。その後、田辺牧美議員が質疑を行い、市の補助金や公金受取口座に関する懸念を表明した。特に、個人情報が一元管理されるリスクや、政府による支給要件の変動について疑問を持った。
提案者の伊東市長は、マイナポイント制度がもたらすスピーディーな給付の利点を説明しつつも、個人情報の取り扱いに関しては法律に基づく厳格な管理が行われていると強調した。議論の後、議案は賛成多数で可決され、路線の認定についても同様に可決された。