令和6年第2回倉敷市議会が3月15日に開かれ、複数の重要議案が審議され、可決された。
今回の会議では、倉敷市市税条例の改正について、市長の伊東香織氏が提案。また、倉敷市内での税制改正が続く中、特に住民税の減税を盛り込む必要があると強調された。この改正案は、扶養家族1人あたり1万円の減税が特徴である。
教育分野では、倉敷市教育委員会委員の任命や、児童福祉施設に関する基準の改正が報告された。特に、儿童福祉施設の見直しは、今後の育成環境を整えるうえで重要な意義を持つ。
また、議会では後期高齢者医療事業特別会計予算についての審議が行われ、増加傾向にある健診委託料を反映するための補正予算も議題に上がった。これは、国の負担状況に応じて、必要な医療費が確保されることを望む内容となっている。
さらに、倉敷市の人権擁護に関する議案や、教育委員会の方針についても議論が交わされた。
最終的に、議案のすべてが可決され、議会は円満に終了。市民への朗報として、大江佑弥選手が2032パリパラリンピック代表選手に内定したことも報告された。市長伊東氏は、「彼は倉敷市の誇り」と称え、応援の必要性を強調した。