令和5年度倉敷市一般会計補正予算(第3号)が審査され、全会一致で賛成の意見が確認された。
この予算案は、国際交流事業や文化施設、体育施設の管理運営費用が含まれており、事業の必要性が改めて認識される形となった。文化観光部の浅沼文化観光部長は、留学生支援金の増加が背景にあることを示し、申請件数が約30件から55件に増加したことを指摘した。市内の大学が留学生募集を強化したことが、今回の予算増額の要因である。
さらに、庁内での意見交換もあり、各委員からの質問や意見が活発に交わされた。労働対策として、キャリア教育を中学生から高校生に広げる取り組みが紹介された。地元企業との連携を強め、実践的な協力体制を構築することにより、雇用の現場を理解する機会が提供される。
また、指定管理者との協定に基づき、光熱水費の高騰による影響を軽減する対策も講じられており、リスク分担負担金が計上されている。これは、物価変動による予算に影響を与えた事業の一環である。最終的に全員が賛成し、次回の全体会での採決に向けて確認された。
議案の修正や継続審査の意見は特になく、出席委員全員の賛成が得られたことから、次のステップへ進む。
この補正予算の承認によって、倉敷市は市民へのサービス向上を目指し、持続可能な地域振興への取り組みを進める方針を表明している。今後の進展に期待が寄せられている。