令和3年第6回倉敷市議会が11月30日、開会した。
42名の出席議員のもと、最初に会議録署名議員として中西善之議員と三村英世議員が指名された。
その後、議会運営委員長の中島光浩議員が今期定例会の運営について報告を行った。
今回の会期は、11月30日から12月20日までの21日間と決定された。
中島議員によれば、この定例会では市長提出の議案が27件あり、内訳は予算案4件、条例案8件、事件案13件、専決処分1件、報告1件とのことだ。
特に議案第130号「令和3年度倉敷市一般会計補正予算(第7号)」は、今日中に議決することに審議が進む。
また、質疑と委員会付託の後には、予算決算委員会での審査報告が行われる予定である。
その後、質疑や討論を経て、議決が行われる。
伊東香織市長は、議案の提案理由説明において新型コロナウイルスの今後の接種スケジュールについても触れ、初回の82%の接種率を達成したと報告した。
市内では感染者がゼロの現状が続いているとのことで、新型コロナウイルス対策とともに地域経済の活性化策にも言及した。
市長は、観光業を支援する「倉敷観光プレミアムクーポン」事業など、各種施策の概要を明らかにした。
特に、宿泊施設や文化観光施設、地元飲食店への支援が注力されることとなる。
また、令和5年度に整備が完了する予定の復興防災公園や、平成30年の豪雨災害からの復旧状況についても語られ、これらの取り組みに対して協力し、支援を呼びかける場面も見られた。
倉敷市の議会は、議案の検討により市民生活に密着した施策を進めることを目的としていると強調されている。
最終的には43件の案件が一括して審議され、議決が行われることとなる。