令和6年3月7日、倉敷市の予算決算委員会総務分科会が開会した。
ここでは令和6年度の一般会計予算や財産区会計予算、モーターボート競走事業の予算案等、六つの議案が審査された。
執行部からの説明により、まず議案第15号となる令和6年度倉敷市一般会計予算が提出され、予算の総額は2,039億3,988万7,000円と定められていると報告された。
久保木企画財政部次長兼財政課長は、「このうち歳入は市税が828億1,382万9,000円、前年度比で約27億2,800万円の減額を見込んでいる」と述べた。
具体的には、主な要因として市民税の減額が挙げられた。
次に議案第20号、令和6年度倉敷市財産区会計予算の審査が行われた。
余村企画財政部長兼公共施設再編整備支援室長は市内28の財産区全体の当初予算額として4,157万4,000円を提案したことを説明し、対前年度比93.7%の減少であることが確認された。
また、議案第24号のモーターボート競走事業会計予算について、田中ボートレース事業局参事は収入の減少を指摘した。「今年度はSG競走が開催されず、収為となる舟券発売による収入は約593億円余りを計上しているが、来年度は約91億6,600万円の減収が見込まれる」と説明した。
次に、議案第60号においては包括外部監査契約について説明され、野田総務部長は、契約予定の包括外部監査人に黒田直樹公認会計士が選任されたことを報告した。契約期間は令和6年4月から令和7年3月までで、契約金額は上限1,188万6,000円である。
さらに、議案第63号の施行に関する協議についても、再度受託することが確認され、今後の事務に関する協力が求められた。
最終的に議案第64号、令和5年度倉敷市一般会計補正予算の審査が開始され、久保木次長から「歳入歳出それぞれ7,489万6,000円を追加し、予算総額を2,331億3,833万9,000円とする」との説明があり、承認された。
このようにして、審査中に出た質疑の結果、議案は全て賛成多数により承認された。
この日の総務分科会は、午前11時7分に閉会した。