令和3年3月9日の倉敷市の建設消防分科会において、
令和3年度一般会計予算の審査が行われた。
会議では、議案第27号として提出されたこの予算は、
市の復興や地域の安全対策への取り組みが盛り込まれている。
特に真備地区の復興予算が注目されており、
住宅の修繕や建て替えを支援する利子補給制度として、
1,052万5,000円が計上されている。
また、住民の避難路確保に向けた新設改良費として、
11億6,561万6,000円が提示され、
安全な避難経路の整備が求められている。
この資金は狭い道路の解消や必要な施設の整備に使用される。
さらに、議案第29号の新築資金に関する特別会計予算が承認され、
繰入金や貸付金収入の計上が行われ、
市民の住宅取得を後押しする内容となっている。
この予算案では一般会計から4億1,048万円を繰り入れる。
会議では、議案第75号に関する補正予算も審査され、
特に真備町の災害復旧費用が強調された。
被災地の復旧を迅速に進めるため、
総額で41億6,785万4,000円が計上されている。
これには、道路整備や農道改良が含まれる。
加えて、全体で110件に及ぶ繰越が認められ、
昨年の繰越件数を上回る結果に至った。
この背景には、地元との調整に時間を要した影響がある。
最後に、消防局からは高規格救急車の購入に向けた予算案が示され、
市民サービスの向上を目指す内容が強調された。
消防関連の予算は39億3,663万9,000円で、職員給与や施設費が含まれる。
会議は終了し、
今後も地域のニーズに対応した予算審査が期待される。