令和4年6月20日、倉敷市の建設消防分科会が開かれた。今回の会議では、議案第60号である一般会計補正予算について審査が行われた。
薮田 尊典会長は冒頭、タブレットの準備の確認を行い、傍聴者がいることも伝えた。会議は予定通り進行し、執行部からの説明が続いた。まず、下村 建設局副参事兼事業推進課長が、補正予算の具体的な内容を説明した。特に、公共交通対策推進事業として、コロナ禍での運行継続を支援するために約9,450万円の予算が計上された。
長山 都市計画部長からも、都市計画費に関連する補正として、公共交通推進費用が提出された。中でも、公共交通事業者への運行継続奨励金の配分について、詳細が述べられ、地域の公共交通の維持が強調された。また、児島地区の公共施設再編整備事業についても言及され、基本構想策定の必要性が指摘された。
さらに、亀山 土木部長が土木部の補正予算について説明を続け、道路や公園整備に関連する予算案を詳しく紹介した。特に、復興防災公園整備事業に関連する予算が21億に達するという情報に、委員たちは興味を示した。田中 消防局参事からも、消防局関連の補正としてアルコール検知器の購入に関する予算が説明された。
質疑応答では、三村 英世委員が都市防災公園の整備に関する意見を述べ、多様な施設の設計プロセスについて質問した。原 副市長は、文化交流施設に対する様々な要望があることに理解を示し、計画段階での市民の意見を重視することを約束した。
最後に、会議では議案第60号について賛成が多数であり、全員一致で可決された。賛否が確認された後、薮田会長は会議を締めくくり、午前10時18分に閉会した。今後の予算決算委員会全体会において、正式な採決が行われることになる。