令和5年6月22日、倉敷市の市民文教分科会が開催され、一般会計補正予算が議論された。
この会議は、午前11時42分に開会し、傍聴人も含め7人の委員が出席。議案第62号、すなわち令和5年度倉敷市一般会計補正予算に関する審査が本日行われた。会議の進行を担当した若林昭雄会長は、各議案に対し質疑後に賛否の意向を確認する旨を説明した。
教育委員会の島田参事が、補正予算の内容について詳細に説明した。6月補正予算額は4,971万5,000円の増加が見込まれ、教育費予算の累計は143億3,100万円となっている。一般会計に対する割合は7.0%であり、前年度末比では66.4%増加している。
具体的には、小学校の管理運営や建設費に対する予算が組まれている。中でも長尾小学校の校舎整備事業について、時尾博幸委員からの質問があり、島田参事は校舎の西側に増築する計画を示した。その後、末田正彦委員が食品ロス削減推進事業について質疑を行い、学校給食においてレトルト食品を用いた試作調理を安全面から継続して進める考えを渡邉参事が支持した。
また、新共同調理場整備事業については、モデルプラン作成と概算事業費の算出が予定されており、令和2年に原案があった通り、6,000食から8,000食の共同調理場を3か所設置する旨も発表された。さらに公民館管理運営事業における無線LANの整備についても、森生涯学習部長が各公民館への展開を語った。
最後に、若林会長が全体会での採決方法を説明したが、全体の賛成者は6名、反対者は1名に留まり、反対意見についても後日討論が行われる予定である。以上のように、倉敷市の教育委員会に関連する様々な予算及び事業計画が審議された。