令和3年11月30日に開催された全員協議会では、真備地区復興計画の進捗状況が発表された。
伊東香織市長によるすると、堤防強化工事などが着実に進められており、工事の多くは令和3年度内の完了を目指しているとのことだ。
市長は、小田川及び支川に於ける堤防強化の全体像を示し、完了した区間の堤防の道路供用開始について触れた。例えば、工事が完了した有井・川辺地区北側では、既に使用が始まっている。
続いて、伊東市長は、5ページからの説明において、河川工事の状況を詳しく報告した。国と市の連携で進む小田川の堤防強化は、今後が期待される。
また、復興防災公園の整備についても言及し、令和5年度の整備完了を目指していることを明らかにした。建設にあたっては、住民の意見を伺いながら進める意向を示し、防災教育や地域活性化の場としての機能を念頭に置くと述べた。
公共施設の復旧状況についても発表され、まきびの里保育園が新園舎で再開し、市内の全ての公共施設25施設の復旧が完了したことが報告された。伊東市長は、「被災した施設の復旧に向けて最善を尽くしている」と強調した。
さらに、伊東市長は仮設住宅の支援状況についても説明を行った。入居者は著しく減少しており、仮設住宅の供与期間の延長措置も発表された。特に、納得のいく再建が進められていることなどを報告した。
あわせて、生活再建支援にも触れられ、被災者向け支援活動は継続していることが確認された。支援金の申請状況や見守り支援活動の進展についても説明がなされた。
このように、真備地区の復興計画は順調に進展しており、市長は地域の復興に向けて引き続き全力を尽くすと述べた。会議は最後に、議員たちへ支援と協力を呼びかけて閉じられた。