令和3年6月18日に開催された倉敷市の予算委員会建設消防分科会では、2つの主要議案が審査された。
議案第79号は一般会計補正予算であり、多くの関係者がこの予算案について詳細に説明した。
下村建設局副参事兼事業推進課長は、宅地耐震化推進事業の807万6,000円の補助金増額について述べた。
この増額は、国からの補助内示に基づくものであり、大規模な盛土造成地の現地調査に関する委託料が含まれる。
続いて、間野建設局参与兼まちづくり部長は、中心市街地活性化事業の補正額について説明した。
このプロジェクトには、阿知3丁目の市民交流スペースの管理運営にかかる光熱水費と清掃委託料が含まれ、補正額は88万5,000円である。
さらに、亀山土木部長は、道路管理費として4,824万円の計上について触れた。
この金額は、道路ストック長寿命化事業のものであり、国の補助金に基づく大型橋の点検委託料や補修工事費が含まれている。
次に、議案第88号、倉敷市自転車等駐車場条例の改正についての審査が行われた。
城後土木部参事兼道路管理課長は、駐車料金に基づいた歳入予算を計上していることを説明した。
新しい条例では、自転車駐車場の設置と駐車料金の徴収に関する細部が整備される予定だ。
特に、駐車場は令和3年7月27日に供用開始を目指しており、駐車料金は最初の3時間は無料、それ以降は24時間ごとに100円が設定される。
市長が特別の理由を認めた場合には、手数料が免除される可能性がある。
この会議では、全議案に対して全員の賛成が得られるかたちとなり、議案は予算委員会全体会で採決される予定である。
各委員からも意見はなく、スムーズに進行が続いた。
こうした市の施策が実施されることで、公共事業の透明性や効率性が高まることが期待されている。