令和2年6月26日、倉敷市において予算委員会が開催された。
本委員会では、5つの議案が審査された。具体的には、倉敷市一般会計補正予算に関する4件と、新型コロナウイルス感染症対策基金条例の制定についての1件である。
委員長の三村英世氏は出席人数が42名であることを確認した後、議案に対する各分科会の審査結果を求めた。まず、総務分科会の新垣敦子委員からの報告が行われた。新垣委員は、4件の案件を審査した結果、「全委員が異議なく原案に賛成」と述べた。
市民文教分科会の藤原薫子委員は、議案第74号に対して1名の委員が反対したことに触れた。議案第91号については全員が賛成との意見が集まった。環境水道分科会の伊東裕紀委員も同様に、議案第74号について「全委員が異議なく原案に賛成」と報告した。
保健福祉分科会の難波朋裕委員は、担当案件の3件も全員が原案に賛成とした。文化産業分科会の報告でも同様の結果が示され、全ての委員が原案に賛成との意見が集まった。
質疑の時間に入ると、田口明子委員が議案第74号に反対する意見を述べた。彼女は教育費の共同調理場建設費が納得できないと強く主張した。調理場の設立が市民の生活や福祉向上に十分寄与するか疑問視する意見も見られた。
その後、質疑はなく、討論が行われたが賛成・反対の意見は明確に出なかった。最終的に議案第74号については賛成が多数を占めたが、田口委員の主張に対する配慮が求められている。