令和2年6月22日、倉敷市にて予算委員会建設消防分科会が開催され、平成2年度一般会計補正予算の審査が行われた。
会議は午前9時59分に開会し、委員は7人。議案については、各部門からの詳細な説明が続いた。主題となったのは、倉敷市の一般会計補正予算で、主に災害対策や交通安全に関する項目が含まれている。
まず、堀越建設局副参事兼事業推進課長兼災害復興推進室長が、河川費の水防センター整備事業について解説した。設計等委託料として2,400万円が計上されており、迅速な災害対応を目指しているとのこと。続いて長山都市計画部長が、公園整備費に関しても触れ、復興防災公園の設計に1億8,926万5,000円が計上されると説明した。
まちづくり部に関連する項目も豊富で、倉敷市民会館駐車場の改修に関する工事費が1億1,250万円。これに関して末田委員が市民会館利用者の駐車料金の運用について質問した。
まちづくり部長の間野氏は、文化産業局と協議しながら有料化等の運用を検討中であると回答。また、交通安全施設関連では、2億5,000万円が計上され、昨年度調査で2,000カ所の危険箇所が特定された。この予算で約500カ所の改善が目指されている。
消防費に関しても、熊田消防局参事が常備消防施設の整備に9,818万円を必要とし、多目的消防車の購入が行われると述べた。これにより狭い場所での活動が可能な車両を整備することに意義があるとされる。
教育機関に関連する安全補助金についての件も取り上げられた。仁科建築部長は、ブロック塀の撤去に対して補助金が出される予定で、過去に報告された危険なブロック塀を対象とするが、50件の予定にとどまらず、追加の対応も検討する意向を示した。
最終的に、会議は賛成多数で議案の可決を確認し、閉会した。今後、全体会で正式な採決が行われることになっている。