令和2年6月16日、倉敷市議会は第4回定例会を開催し、教育行政に関する重要な課題が多数提起された。
初めに、時尾博幸議員が教育行政について質問した。児童数の増加に伴う大高小学校給食調理場及び校舎整備事業について、経過や今後の予定を尋ねた。これに対し、黒瀬敏弘教育次長は、調査委託料として220万円を計上した背景を説明した。調査結果では、デザインビルド方式の活用が提案され、かつ約12%の費用削減が可能であることが挙げられた。
また、同議員は議会への説明が不十分である点を指摘し、今後の丁寧な対応を求めた。市側からは、今後の情報提供を強化する方針が示された。
続いて、時尾議員は新しい教育環境の整備についても言及し、特に生活様式の変化に適応した施策の実施を強調した。例えば、令和元年度に実施した全国学力学習状況調査の結果を踏まえた施策は効果を上げているとの報告がなされた。さらに、ＧＩＧＡスクール構想では、児童生徒一人一台のパソコンを整備する方針が発表され、同様の教育環境を全児童に提供する努力も誓った。