令和2年9月30日に開催された倉敷市の予算委員会保健福祉分科会では、一般会計の補正予算が審査された。
この日の議題は、補正予算第7号で、特にインフルエンザの予防接種に関する内容が注目された。
倉敷市保健所の笠原参事は、補正予算の概要として、3億2,259万1,000円の感染症対策費が提案されたと説明した。
高齢者に対するインフルエンザ予防接種を無料とし、優先接種対象者に接種券を送付する方針が示された。
対象者は満65歳以上、また44歳以上で特定の障がいを持つ方となる。
接種は令和2年10月1日から令和3年1月31日まで行い、優先接種期間は10月1日から25日までである。
原田委員からは、接種日時点での年齢基準についての質問があり、年齢は接種日をもって判断されるとされ、強調された。
また、受診希望者の中には、誕生日が差し迫った方もおり、接種の権利に関する話も交わされた。
吉岡保健福祉局参与兼倉敷市保健所長は、予防接種の実施について「例年55%-58%の接種率が見込まれるが、今年は75%-80%に達する可能性もある」と述べ、関心の高さを示した。
難波会長は、議案第122号に対する賛否を確認し、全員が賛成であるとの結果が示され、次の全体会議で採決が行われることが確認された。