令和3年9月28日、倉敷市議会において重要な議題が多くの議員の出席の下、審議される場が設けられた。
この日の会議では、令和3年度の一般会計補正予算案をはじめとした様々な議題が議論された。特に議案第104号の補正予算については、賛否が分かれ、議会内で活発な意見交換が行われた。日本共産党の三宅誠志議員は、「この予算案は個人情報に関する施策を不適切に活用するものであり、認めることはできない」と強く反対した。
また、農産漁業近代化等助成条例の改正についても議論が展開された。議員たちは経済振興に向けた施策の必要性を訴えつつも、具体的な支援内容について意見が相次いだ。特に農業分野では、新型コロナウイルスの影響を受けた農家を支援する必要があるとの声が強まった。
新型コロナ禍による米の需要改善についての参考意見書では、当地域で生産される米が価格低下の危機にさらされていることが報告された。三宅議員は「米の消費量が減少しているこの状況では、農家が持続可能な経営を行えなくなる。この状況を打破しなければならない」と述べた。
その議題の中で特に注目されたのが、齋藤武次郎議員に対する辞職勧告決議についてだった。この決議は、一連の調査報告に基づいており、選挙運動における不適切な行為があったことが指摘された。難波朋裕議員は、倫理的な問題を強調し、「議員としての信頼を裏切る行為である。必要な処分を下すべきである」と強く主張した。
会議は一部議案について審議が続くなか、岡山県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙も行われた。この選挙では、出席議員の間で慎重に議論が交わされ、有効投票数は43票となり、和氣健議員が36票を得て当選を果たした。
結論として、今回の会議では、倉敷市民の生活に直結する多くの重要な議題が扱われ、議員たちの熱心な討論が繰り広げられた。市民の声を反映し、地域の発展に貢献するため尽力する議員たちの姿勢が伺える結果となった。