令和4年9月15日、倉敷市の建設消防分科会が開催された。
本会議では、令和4年度の一般会計補正予算および過去年度の決算についての審査が行われた。特に、議案第77号では、市営駐車場の管理運営費やエネルギー価格高騰に伴う追加費用についての説明があった。
森本まちづくり部長は、駐車場看板の名称変更が利用者にどう影響するかを説明。看板の変更によって、利用者が駐車場の実態を誤解しないようにする意義を強調した。「この駐車場はどなたでも利用できるため、名称変更が利用の促進につながることを期待している」と述べた。
また、補正予算についての質疑も行われ、三村委員が地域の交通の利便性向上について意見を求めた。市営駐車場の公告名を変更することで、観光客の利用促進が図られるとの回答があった。
ボードの資料に従い、亀山土木部長は道路管理費や新設道路の工事費についても言及。エネルギー価格の影響で、光熱水費が増加していることが示された。特に、エネルギーコスト増大による補正が多岐にわたるのが注目された。
議案第110号の令和3年度歳入歳出決算では、前年度の負担金軽減についての意見が出され、下村建設局副参事も過去の負担状況に言及しつつ、県への要望を強める考えを示した。「倉敷市の負担金は他の自治体と比較しても高い。これは改善の余地がある」と強調した。
一方で、議案第115号、住宅新築資金等貸付特別会計に関して、仁科建築部長が説明した。倉敷市は特別会計を閉じ、一般会計での管理を行うことになる。債権管理条例を通じた未収金の回収に関する方針も述べられ、財源確保の努力が続くことが確認される一方で、要望内容に対しての明確な進捗は見られないとのことだった。
このように、会議では予算の補正や過去年度の決算が主なテーマとなり、各部門の責任者からの詳細な説明がなされた。また、様々な意見や質疑を通じ、今後の活動方針や調整が図られる場でもあった。最終的に、全体の意見として、県に対する要望が昨年同様に提出されることが決定された。