令和3年9月7日、倉敷市議会は第5回定例会を開催し、新型コロナウイルス対策や宿泊療養施設の整備状況が議題に上がりました。
質問の冒頭、14番の大守秀行議員は、新型コロナウイルスの感染状況と感染対策に関して市長や保健福祉局長に問いかけました。大守議員は、「岡山県における第5波の状況と感染症対策が求められる中、市民の悩みも深刻化している」と指摘し、感染拡大防止に向けた具体的な施策の重要性を強調しました。
これに対し、生水副市長は、「自宅療養者への健康観察や生活支援を充実させ、コロナウイルスへの早期対応体制を敷いている」と回答しました。自宅療養者には毎日保健師が電話で状態を確認し、必要に応じて医療機関への入院手続きに協力することを述べました。
また、宿泊療養施設の状況も確認され、倉敷市は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、岡山県と連携し、必要な場合には医療機関への入院を進めるとのことでした。市が管理する宿泊療養施設の稼働状況について、十分な支援や医療機能を強化する努力が求められています。
その後、高橋教育長が教育機関でのコロナ対策について発言。学校内の感染状況はすでに対策が浸透しているが、引き続き、児童・生徒が感染リスクを理解し、自らの行動を見直す重要性を呼びかけました。学校の先生と生徒の間でのコミュニケーション強化と、その教育的効果が期待されました。
さらに、中央駐車場や連続立体交差事業に関する議論も展開。市民の意見を聞きつつ、倉敷市中央駐車場の利用改善や、土地区画整理と立体交差事業の進展が視野に入れられました。市長は、これにより市民が安心して利用できる環境づくりを進めたいとの意向を示しました。
最後に、今後の議会でのさらなる施策検討が求められ、参加議員たちからは、市民生活を守るための具体的な行動が必要との訴えが相次ぎました。