令和4年3月9日、倉敷市の予算決算委員会総務分科会が開催された。
会議では、令和4年度の各種予算案が審査され、特に令和4年度倉敷市一般会計予算案についての詳細な説明が行われた。
企画財政部長の杉岡氏は、議案第17号における一般会計予算案の概要を示し、歳入の総額は1,914億1,569万4,000円であると発表した。また、歳出についても詳細に説明し、重要な財源別収入を提示した。
市税は835億1,352万7,000円と、前年度比約63億2,900万円の増加を見込んでいるという。これには市民税と固定資産税の増加も寄与することが説明された。
また、杉岡氏は、歳出の項目別内訳にも触れ、特に民生費や衛生費において増額が予算に反映されることを強調した。具体的には、民生費は862億544万2,000円、衛生費は238億6,092万6,000円など、各部門において一定の増加が見込まれている。
その後、議案第22号の財産区会計予算案についても説明が行われ、額は8,064万9,000円で前年度より増額されると指摘された。特に財産管理に要する経費や自治会運営費が重要な要素であることが述べられた。
さらに、議案第26号に関連するモーターボート競走事業会計予算案についても言及され、収入610億6,800万円が計上されており、電話・インターネット投票の好調が寄与しているとの意見が共有された。有効的な対応策の一環として、ギャンブル依存症に対する予防策も検討されていることが指摘された。
最後に、議案第45号及び第46号に関して補正予算案が提案され、特にアドバイザリー業務委託料の繰越しについての議論が行われた。これらの予算の重要性や影響について慎重な意見も示された。
今後の審議においても、適切な質疑と意見交換が行われ、市民への透明性が果たされることが期待されている。今後の議会運営においても、倉敷市の良好な財政運営が求められるであろう。