令和2年9月30日、倉敷市において予算委員会総務分科会が開催され、議案第122号に関する審査が行われた。
この度の議案は、令和2年度倉敷市一般会計補正予算(第7号)であり、総額に3億2,259万1,000円を追加する内容となっている。歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ2,573億3,909万1,000円となる見込みである。今回の補正予算において、特に高齢者インフルエンザ予防接種事業に関連する取り組みが重要である。
執行部から杉岡企画財政部長がこの議案について、詳細な説明を行った。杉岡部長は、補正予算の中でも特に歳入の補正として、基金からの取り崩しを通じて高齢者インフルエンザ予防接種事業の接種費用を無料化すると述べた。これにより、国の地方創生等の臨時交付金を活用し、最終的には財政的な調整が可能になると強調した。
委員からは質問や意見も上がり、田辺委員は基金の取り崩しに関連する財源について言及した。杉岡部長は、国からの交付金により経済的な担保が期待できると答弁した。このように、具体的な施策に対し適切な財源が確保されることが確認された。
審査の結果、委員全員が賛成し、議案第122号は可決となった。新垣敦子会長が賛成の意向を確認し、閉会を迎えた。出席した7名全員が賛成の意向を示し、プラスの意見が強調された。
今回の会議において補正予算が承認されたことは、倉敷市における高齢者医療の強化に向けた一歩であり、地域の健康を守る上でも重要な意味を持つと考えられる。