令和3年第3回倉敷市議会において、市民の健康と生活の充実をテーマに重要な議題が掲示され、特に新型コロナウイルス対策に関する発言が目立った。
初めて登壇した3番の芦田泰宏議員は、新型コロナ感染症ワクチン接種について質問を行った。彼は、高齢者向けワクチン接種の迅速な完了が求められる中、倉敷市の接種体制についての不安を示した。これに対し、市長の伊東香織氏は、市内に300以上ある医療機関での個別接種を基本とし、必要に応じて集団接種も行う方針を強調した。特に65歳以上の人口138,000人を対象に、接種率80%を目指すと述べた。
次に、芦田議員は生活困窮世帯向けコールセンターの必要性を訴えた。保健福祉局長である藤原博之氏は、平日9時から17時までの基本的な相談受付時間を設けつつ、予約を受け付けることで土曜・夜間も相談に対応できるようにしていると回答した。しかし、芦田議員はさらなる夜間窓口の設置を提案した。また、相談窓口の利用時間の拡大を要望した。
そして、芦田議員は為池防災についても言及した。文化産業局参与の坂田剛彦氏は、為池の水位計設置やハザードマップ作成の進捗を報告した。特に、昨年の豪雨災害を受けて、為池防災の重要性を再認識したとの発言もあった。