令和元年第1回倉敷市議会が6月10日に開会され、議会は40名の出席により成立した。
議長の斎藤武次郎氏が開会を宣言し、日程に沿って進行していく。
会議録署名議員として、新垣敦子議員及び森分敏明議員が指名された。
議会運営委員長の荒木竜二議員は、今期定例会の会期を6月10日から6月26日までの17日間としていることを報告した。
この会議では、市長提出の議案が35件上程され、予算案が2件、条例案が11件、事件案が8件、専決及び報告が14件とされている。
市長の伊東香織氏は提案理由説明を行い、新しい元号「令和」のもと、復興を進める姿勢を強調した。特に、真備地区での復興への取り組みが注目される。
伊東市長は、昨年7月の豪雨災害による復興元年として位置づけ、自市の復興計画に基づく様々な対策を披露した。
また、治水対策や仮設住宅の整備、農業支援を紹介し、6月間での事業進捗を計画するという。
伊東市長は、真備町などの復興状況に触れ、7月6日に行われる追悼式の実施も今後の重要な日程と位置付ける。
市長はさらなる政策として、東京オリンピックの聖火リレーなど地域の活性化にも意欲を見せ、倉敷市の教育環境の充実、子育て支援についても触れた。
議会の運営については、様々な報告が行われ、議案の審議にのぞむ態勢が整えられた。全員協議会は会議終了後に開催予定である。
このように倉敷市は、過去の教訓を活かしつつ復興の道を進んでいる。
市は今後も市民の生活安定に向けた多様な支援策を実施する考えを明言した。