令和2年12月9日、建設消防分科会が開かれ、倉敷市一般会計の補正予算が審査された。
議案第126号の審査は、各部門からの詳細な説明を伴い進行している。
特に、真備緊急治水対策事業の重要性が強調され、その補正額は2,500万円と報告された。
川辺排水機場のポンプ改修が行われ、この改修により排水機場が起動する水位を80センチ下げることが可能になる。
また、都市計画部からは交通政策費に関する説明があり、感染症拡大によるバス事業者の減収に対し、177万円の補助が必要であると述べた。これは、広域的なバス路線維持のため、国や県からの補助金を受ける制度の1つである。
建築部長は住宅管理システム改修事業に関して説明し、605万円を債務負担行為として計上する必要があると報告している。これは、所得税法の改正に伴うもので、来年5月までに完了する必要があるとされた。
消防局に関しては、280万円の補正が提案されており、大規模災害対策事業に予算が充てられる。これは、防水型ドローンの購入を含むもので、災害情報収集に活用される予定だ。
質疑応答では、交通政策費の補助金について具体的な質疑があり、地域公共交通の維持への重要性が議論された。バス路線の維持に必要な補助制度の詳細が回答され、議員たちは理解を深めた。
また、倉敷駅周辺の再開発状況についても言及され、仮住居の建設が来年2月を予定していることが報告された。スケジュールが遅れていないことが確認され、進捗状況に問題がないかが注目された。
最終的には、議案第126号に対して全員賛成の意見が示され、正式な採決は後日行われる予定である。会長の塩津孝明氏は、今後のスケジュールや予算執行への期待を述べ、会議を締めくくった。