令和5年6月28日、倉敷市議会の第2回定例会が開催され、さまざまな議案が審議された。
議題には、補正予算案や学校給食運営に関する請願が含まれ、議員たちが意見を交わした。
特に注目を集めたのは、議案第62号の「倉敷市一般会計補正予算(第3号)」である。この議案は市民の生活に直接影響を与える内容であり、議論の中心となった。議案の内容では教育費の一部が新たに設けられる共同調理場整備に充てられる。反対意見も根強く、終了した後での討論で日本共産党の末田正彦議員が、自校直営方式の学校給食に賛同する意見を述べた。
また、議案第76号の「(仮称)児島学校給食共同調理場整備運営事業契約の締結」についても興味が持たれた。末田議員は、PFI事業の進行について厳しい表現を用い、その必要性を問題視した。
請願第15号においては、献立作成委員会や物資審査委員会への保護者代表の参加を求める意見が提出された。これは、学校給食政策の透明性向上に向けた動きが続いていることを示している。しかしながら、こちらも不採択となる結果が報告された。
新たに付議された議案第77号は、復興防災公園の建設に関するものであり、防災施設の必要性が意識される中、議員たちの賛同を得て可決された。この建物により、平常時は会議、災害時には緊急避難所として機能する予定である。
最後に、保健福祉委員会が提案した意見書の提出に関しても議論が行われた。これは、岡山県内の医療費負担の差異を解消し、均一なサービスを市民に提供するためのものである。意見書は採択される運びとなった。議長の指導のもと、議会は午前11時12分に閉会した。