令和6年3月8日、倉敷市で環境水道分科会が開かれ、水道事業、下水道事業、一般会計予算が審査された。
特に水道事業会計予算に関しては、92億6,057万円の収入を見込んでおり、注目される。
水道局の智片参事は、収入の大部分を水道料金収入から得ると説明した。具体的には73億9,054万円が給水収益として見込まれている。
さらに、他会計負担金として3億4,579万円を挙げ、主に下水道使用料の徴収に関連する経費が含まれる。
なお、支出に関しては82億8,213万円が計上され、職員給与費や委託料が主要な費用項目である。
中でも、水道料金収納業務における委託料が4億7,546万円と大きな割合を占めている。
新垣委員からは、支出項目の一部である委託料がマイナス表示となっている点について疑問が呈され、智片参事は、修繕費に振り替えられたことを説明。
これにより大きな変更はないと強調したことが印象的である。
また、環境リサイクル局の岡本部長が議案第15号の一般会計予算を説明。
環境衛生費からは各種清掃活動の委託料が計上され、合併処理浄化槽設置費補助金も含まれている。
その中で、環境美化事業には750万円が計上済みで、地域の環境整備が期待されている。
下水道事業の藤井次長も資料を基に予算の詳細を説明。また、189億895万円の収入が見込まれるこれらの事業においては、下水道使用料が重要な収入來源であることが強調された。
下水道事業には154億6,984万円の支出が計上され、特に委託料や管理運営のための費用が目立つ。
さらに、議案第64号の昨年度一般会計補正予算についても報告があり、整備事業などでの繰越しが必要となったための調整が求められた。
このように、環境水道分科会では、各部門が協調して、今後の倉敷市の水道と環境管理の強化を目指している。
全体として全ての議案が賛成され、問題無く通過した。
本日は、環境と水道に関する長期的な施策が議論されたことが特色であった。