令和4年第2回倉敷市議会が、令和4年3月16日に開かれ、多くの議案に関する審議が行われた。
この日議題となったのは、倉敷市一般会計予算や教育委員会委員の任命同意など、幅広いテーマである。
まず、総務委員会の報告で議案第17号の令和4年度倉敷市一般会計予算案が報告され、原案通り可決されることとなった。日向豊総務委員長は「総務費のうち庁舎建設費について、事前検討の重要性を強調した」と述べ、審査が行われた意義を示した。
議案第21号、後期高齢者医療事業特別会計予算案についても、原案通り可決された。田口明子議員は、「保険料の負担増が懸念される」と反対意見を表明し、持続可能な運営を求めた。
続いて、倉敷市教育委員会委員の任命についても議論が行われ、新任の江原雅江氏の同意を求める議案が上程された。伊東香織市長は「教育界から高い評価を受けている」とその適任を強調した。
さらに、議案第57号及び第58号では、公平委員会及び固定資産評価審査委員会の委員選任の同意を求める内容が議題となり、全会一致で承認された。
加えて、発議第5号として政務活動費の交付に関する条例改正と、重度心身障害者医療費助成制度の国制度化を求める意見書提案があった。これに関しては原案通り決定し、さらなる支援の必要性が訴えられた。
また、伊東市長は、ウクライナ侵攻への強い非難と人道支援の取り組みを説明し、「市民の皆様には理解と支援」を求めた。この発言は、社会情勢に対する市の姿勢を示す重要な一節であった。
本日の議会では、意義のある議論が展開され、特に社会的課題への対応が強調された。
議長は、最後に「本議会は円滑に進行し、有意義な成果を持ち帰っていただけることを願っている」と述べて閉会を通知した。