令和5年第6回倉敷市議会が9月13日に開かれ、様々な議題が取り扱われました。
初めに、塩津孝明議員による質疑が行われ、"瀬戸内倉敷ツーデーマーチについて"取り上げられました。特に、参加者数や市の施策の成果についての意見交換がありました。塩津議員は、第36回イベントの意義や参加者の期待について言及し、副市長の別府正樹氏が応え、34万人以上が参加されたことを強調しました。また、来年度のイベントコースや地元特産品のPRなどに関しても話題が及びました。
次に、設備投資促進奨励金制度についての議論も活発でした。議員たちは、認定件数や固定資産投資額の実績について、別府氏からの説明を受け、制度の継続と拡充について求めました。特に、企業の競争力強化やデジタルトランスフォーメーションへの対応の必要性が強調されました。
さらに、相続登記の義務化についても、議論がありました。作業の簡素化や無料相談などの取り組みについて、森吉晴市民局長が詳しく説明しました。在宅避難者への支援や、災害関連の記憶を伝える必要性も強調されました。特に、浸水状況の把握や落石防止対策に関連する質疑もあり、倉敷市の防災対策への姿勢が問われました。
また、トラック問題や物流業界における課題も話題に上がりました。2024年度より施行されるトラックドライバーの労働時間規制に関して、輸送能力の低下が懸念されるなか、別府局長は具体的な支援策や既存施策の周知の必要性について述べました。
さらに、カーボンニュートラルに向けた取り組みも引き続き話され、人々の意識改革や業界の連携も模索されました。市内の公共建築物のゼロカーボン化や水島コンビナートの役割なども議論され、今後の動きについて期待が寄せられました。
会議は一連の質疑応答を経て、散会となり、次回は令和5年9月14日午前10時から再開される予定です。