令和5年3月16日に開催された倉敷市の予算決算委員会建設消防分科会では、令和5年度一般会計予算と令和4年度補正予算が審議された。
会議は午前9時59分に開始され、日向豊会長が開会を宣言した。
欠席された仙田貴孝委員と原田龍五委員の報告が行われ、新垣敦子議員が傍聴に入っていたことも伝えられた。
最初に議案第15号として令和5年度一般会計予算についての説明が行われた。下村建設局副参事兼事業推進課長は、歳入歳出予算や債務負担行為について詳細な説明を行った。
代表的な項目には、土木管理費での金融機関からの融資による災害復旧資金利子補給金、経費計上の必要性が強調された。
次に、河川費について説明があり、特に柳井原地区の河川防災ステーションにかかる経費が報告された。この事業は、災害時に水防活動の拠点とし、平常時には公園として地域住民に利用される計画であり、1億4,431万3,000円が計上されている。
続いて、長山都市計画部長が都市計画事業に関する予算を説明した。
特に、景観形成やコミュニティタクシー事業についても言及があり、公共交通の維持と地域活性化に向けた取り組みが確認された。
消防局の予算については、加藤消防局参事が説明を行った。特に、救急車の購入や消防団員への報酬にかかる予算が確認され、地域の安全を確保するための予算が計上されている点が注目された。
最後の審議に入り、塩津孝明委員は建設関連のサイクリングロード整備について具体的な進捗状況を尋ね、亀山土木部長がルートの整備計画と協議内容について説明した。委員たちは、行政と地域住民との連携を強調し、情報収集手段としてのSNSの活用も意義があると述べた。
議案に対し、最終的には全員賛成で議決され、これを受けて全体会での正式な採決が予定されている。