令和5年9月15日、倉敷市の文化産業分科会は定例会を開催した。
この会議では、年度をまたぐ議案が多数取り上げられた。
主要な議案の一つ、議案第78号令和5年度倉敷市一般会計補正予算(第4号)では、執行部からの説明を受けた。
浅沼文化観光部長は、補正予算の概要について、民生費や労働費、農林水産業費の各費目について詳細にわたる報告を行った。
特に、新規学校卒業就職者歓迎大会の開催に関わる経費、農産物振興への支援、新しいエネルギー対策の拡充などが挙げられた。
農業振興費においては、青年就農の支援やエネルギーの問題への対応についても言及された。
引き続き、議案第96号令和4年度倉敷市一般会計歳入歳出決算についても審査が行われた。
浅沼部長は、決算の詳細を説明し、歳出の中で特にコロナウイルス感染症の影響があったと強調した。
令和4年度の歳出済額約92億円、不用額は約16億円であり、新型コロナウイルスの影響で多くの事業が中止されたことが影響している。
これに対し、委員からは今後のコロナ対策についても議論され、その差し迫った必要性が指摘された。
また、議案第106号と第107号に関する一部事務組合の会計決算の内容でも、執行の適正性が確認された。
委員からは、各議案に関して補正予算や決算について賛成意見が表明された。
その中で、特に重要なことは市民に対する透明性であるとされ、議事の進行において活発な意見や要望が求められた。
会議の最後には、田口明子会長が各委員に感謝の意を表し、次回の開催を待望する旨を述べ、会議は終えられた。