令和3年9月15日、倉敷市の文化産業分科会が行われた。
この会議では、2件の重要な議案について審査が行われた。
議案第104号は、令和3年度の一般会計補正予算に関するものであった。これは、体育施設整備費や農林水産業費などの補正についての詳細な説明があった。早瀬文化観光部長は、水島緑地福田公園内の体育館アリーナの床板改修や、農業関連の浸水対策事業など重要な施策に取り組む予定であると述べた。
特に体育施設整備事業では、老朽化した床板の全面改修が強調された。令和4年4月を工事完了予定日に設定し、長期的な施設維持に寄与することが期待されている。併せて農林水産業費においても複数の浸水対策事業が計画されており、災害に対する長期的な対策が求められている。
議案第117号では、令和2年度一般会計歳入歳出決算の認定が審査され、特に新型コロナウイルス感染症の影響による不用額が大きく、約11億円が計上されている。平井委員は、「自主財源の余裕がどれほどあるのか」との質問を投げかけた。これに対し、早瀬文化観光部長は、補助金の充当状況や、次年度に向けた財源の分析が必要であると説明した。
更に、文化施設や観光事業に関する評価も行われた。聖火リレーに関連するユニホームが作成され、一定の数がボランティアに配布された経緯が共有されたが、今後の活用方法に関しては課題が残っていることも報告された。