令和3年6月17日、倉敷市民文教分科会は、議案第79号の審査を行った。
この議案は、令和3年度倉敷市一般会計補正予算(第3号)に関連するものである。教育委員会からは、353万6,000円の教育費増額が報告され、累計は129億3,287万8,000円となる。
一般会計に占める教育費の割合は6.7%であり、前年度末比で67.4%の水準である。具体的には、学校管理運営費や指導費、新規事業としての学校防災教育推進や給食運営事業への予算が含まれている。
学校給食運営事業の事例研究会については、地域の農業従事者との意見交換が予定されている。倉敷市では、天候不順や納入調整の難しさが課題であり、これらの状況を改善するための取り組みが求められている。教育委員会の三宅学校教育部参事は、「生産者の意見を活かして、給食の産物を地元産で整える機会を増やしたい」と述べた。
尾崎委員からは、具体的な研究会の内容について質問があり、三宅参事は「給食献立を管理する側との意見交換の場を設ける」と回答した。さらに、難波委員は地産地消の重要性を指摘し、納入業者との密接な関係構築が必要と強調した。
分科会では、議案について賛否を確認し、賛成者が多数であることが確認された。今後、全体会に向けた意見の収集が続く。会議は午前10時59分に終了した。