令和2年第5回笠岡市議会臨時会が7月28日に開催された。
議事では、新型コロナウイルス感染症対策としての補正予算が議題となり、予算策定の内容が詳細に説明された。
特に、小林 嘉文市長は「新型コロナウイルス感染症の対応は長期化しており、これまで4回の補正予算を経て、さらなる支援が求められている」と強調した。今回の補正予算は、弱い立場の市民や収入減の中小企業への支援を主な目的とする。
総額約6億115万円の補正が計上されており、予算総額は293億3,330万円に達する。特に、社会的弱者に目を向けた支援内容が盛り込まれていることが特徴的である。
具体的には、障害者支援、ひとり親家庭支援など生活支援のための費用が大幅に増額されている。
また、市長は「感染拡大防止と社会経済活動を両立する必要がある」と述べ、公共施設の整備や新しい生活様式の周知が重要であるとした。
議案第70号から第73号までの4件の議案が提案され、市長からその説明が行われた後、議員からの質疑は行われず、委員会へ付託されることになった。
市民生活を支えるため、引き続き支援施策の実施に尽力すると市長は約束している。今後も新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた施策が求められ、議会もその方向性を見定めていく必要がある。
本会議の終了後は次回会議に向けた準備に入る。30日には、これまでの議事の報告が行われる予定となっている。