令和3年第1回笠岡市議会定例会が3月15日に開催され、複数の議案が報告され可決された。
まず、予算決算委員会の報告では、妹尾博之委員長が令和2年度の一般会計補正予算に関する10議案について詳しく述べた。この中で、歳入が減少する要因として、市たばこ税の減少が挙げられた。委員長は、「タバコ価格の値上げや若年層の喫煙者減少が影響を及ぼしている」と説明した。
また、歳出に関する質問には、道路橋梁の解体工事に国の負担がないことや、災害復旧費に関する事業経費が交付税措置の対象であることなどが明らかにされた。特に、生活保護費が減額になった理由として、対象者の死亡による減員が大きいとの回答があった。
その後、議案第12号から議案第22号までの11議案に関して質疑が行われたが、特段の意見は出なかった。さらに、議案第23号及び第24号についても同様に付託され、質疑が省略された。
追加議案として、笠岡市ボランティアハウスの指定管理者の指定が上程され、現行の指定管理者である笠岡市ボランティアハウス連絡協議会を継続して指定することが提案された。市長の小林嘉文氏は、「福祉の向上を図るためには合理的な選定である」と強調した。
最後に請願第2号が上程され、総務文教委員会に付託されることが決議された。
全体を通じて、会議はスムーズに進行し、すべての議案が可決された。今後は、さらに審議の進捗が期待される。議会は21日まで休会となり、次回は3月22日から開催される予定である。