令和元年第5回笠岡市議会定例会が開催された。多くの議案が審議され、議会は活発な質疑を通じて市民の声を聞く場となっている。
議案第57号については、損害賠償の額が定められる内容であったが、特に質疑はなく原案通り可決される。
次に、議案第64号について日本共産党の井木守議員が反対討論を行った。消費税の増税が市民に与える影響を懸念し、対応策の不十分さを指摘した。この意見に対して他の議員からも賛否が分かれる議論が展開され、議案は最終的に可決された。
議案第65号では、教育関連の学校管理費や災害復旧費に関する質疑があり、仁科文秀議員がヒアリングを通じて、貫閲講堂の長期的な保存とその活用について尋ねる場面があった。
教育長の岡田達也氏は、貫閲講堂の利用状況を説明し、耐震性能調査の必要性を強調した。また、柱の劣化が判明し使用を休止していたことから、具体的な修繕計画の策定が重要であるとした。
続いて、議案第66号は介護保険事業に関する補正予算であり、特に異議はなく承認された。議案第67号から第69号までの会計の決算認定についても一括で審議され、原案通り付託されることが決定した。
教育委員の任命同意を含む議案第70号も議題に上げられた。特に反対意見は聞かれず、同意が得られた。
諮問第2号においては人権擁護委員候補者の推薦が行われ、これも同様に御異議なく決定された。