令和4年第2回笠岡市議会定例会が、2月22日に開会した。
会議は午前9時30分に始まり、17名の議員が出席した。この日は主に市長等の給料や期末手当の特例に関する条例、補正予算案、令和4年度一般会計予算について議論がなされる。特にも、市長の給料や手当の減額については市民の生活安定に配慮した措置とされ、小林嘉文市長はその必要性を訴えた。
小林市長は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、市民生活をこの危機から守るための施策を実施することを強調した。市長は「コロナ禍の影響で市民の生活が厳しい状況であり、市としても最大限の支援を行う。」と述べ、特に市内の感染状況や医療体制の逼迫を懸念する発言を行った。
また、議題には樋之津倫子議員の辞職願いが含まれていて、これが許可され、辞職日は2月28日となる。議員辞職については、「市民に対する責任を全うするための選択」との意見もあった。議会はこの件について快く承認された。
次に、令和3年度の一般会計補正予算についても話し合われた。市長は「補正予算の主な目的は、感染症対策の強化やさまざまな市民サービスの充実にある」と説明し、具体的にはオンラインでの転出・転入手続きの対応を進めるための費用などが盛り込まれた。
さらに、2024年度の一般会計予算案に関する議論も始まり、市長は「市制施行70周年を迎える今年は特に重要」とし、未来に向けた施策や市民との協働の重要性を強調した。「住民に一番近い自治体として、市民の期待に応えるよう都市づくりを進めてまいります」との言葉も印象的であった。
本定例会は31日間の会期で進行し、さまざまな議題について継続して審議される見込みである。市議会は引き続き住民の声に耳を傾け、その期待に応える姿勢を貫く意向を持っている。次回の会議は3月4日午前9時30分からの予定だ。