笠岡市は、令和3年3月22日に開催された第1回定例会において、複数の補正予算案を上程し、可決した。
今回の定例会では、議案第39号から第41号にかけての補正予算案が議題に上がった。
これらの議案は、国の補正予算を受けて、地域の実情に応じた施策実施を目的としたものだ。具体的には、令和2年度一般会計補正予算の額は1億2,225万円で、主に民生費や教育費に充当される。
市長の小林嘉文氏は、補正予算が国と地方の連携に基づくものであることを強調した。特に、遠隔手話サービスや、学校教育活動の支援に積極的に取り組む意義が示された。教育費として小学校と中学校に合わせて2,064万円の追加を行い、教育環境の整備が進む見込みである。
さらに、議案第42号の令和3年度一般会計補正予算案も提案され、こちらの補正額は4億2,535万円にのぼる。特に、新型コロナウイルス感染症対策が重要なテーマに挙げられ、ワクチン接種や地方創生臨時交付金事業に充てられる。
また、財務状況の回復を目指し、衛生面の向上や新しい働き方を促進するための施策が用意されている。
小林市長は、自らの施策によって市民の安心・安全を守ることにコミットしている。家計応援として、飲食業の活性化に向けた施策も含まれており、地域経済の復活と持続可能な成長が期待される。
加えて、議案第43号での国民健康保険条例改正が提案された。これは新型インフルエンザ特措法の改正に伴うもので、まずは新型コロナウイルスに関連する条項の整理を行うものである。
議会では、これらの議案について質疑が行われ、議論を経て採決が進んだ。各締約国の足並みを揃え、議案はいずれも原案通り可決される運びとなった。臨時会を挟む形で、最終日の集計結果は次回の本会議で報告される予定である。
最後に、議長からは会議の進行について最後の確認が行われ、明日からの休会が宣言された。次回は3月26日の本会議でさらなる審査が行われる見通しである。