令和3年12月13日、笠岡市議会において重要な議題が討論された。議員たちが特別支援教育の充実を求める中、特別支援学級についての質疑が特に注目を集めた。
原田てつよ議員は、特別支援教育の取り組みについて質問を行い、姫路市の事例を挙げながら、暴言や体罰に至る問題を提起した。その上で、笠岡市における特別支援学級の児童数に言及し、教育長である岡田達也氏に今後の対応について質問した。
岡田教育長は、体罰は法律で禁止されており、あらゆる脅迫や暴言は絶対に許されない行為だと強調した。また、教育環境の整備が求められる中、教職員に対して研修や管理職の巡回を通じて、未然に防止する取り組みを進めていると述べた。さらに、連携を強化し、保護者からの相談にも真摯に向き合っていく姿勢を表明した。
次の焦点は、笠岡市小規模工事等契約希望者登録制度であった。原田議員は、登録者数の増加や発注件数を示し、不公平感の解消に向けた具体策を求めた。辻田尚史総務部長は、制度施行以来の成功事例を挙げ、登録を促すための啓発活動を拡充していく方針を強調した。
選挙の期日前投票所に関する質問でも、利便性向上へのニーズが寄せられた。長安政雄選挙管理委員会委員長は、アクセス性の向上に努めつつ、現行の会場の適切さを改めて説明した。
教育関連では、青空認定こども園についても議論が二次元に進展。それに続き、地域での教育改革とともに、通学路の安全施策が重要視された。石田輝宏教育部長は学校交通安全プログラムの進行を説明し、交通事故の発生状況についても報告した。特に、小中学校の通学路における安全対策は、すべての子供の命を守るために不可欠であるとの認識が示された。
また、空き家問題に関しては、増加する空き家の危険性が話題となり、その管理と解体への対応が求められた。市民生活部の森山一成部長は、空き家の管理が地域や社会に与える影響を説明し、住民との連携の重要性を訴えた。
最後に、森岡聰子議員からタクシー券の利用状況が話題に上がり、利用者への広報や周知の方法について意見が交わされた。