令和3年2月26日、笠岡市議会において第1回定例会が開会された。
出席議員は18名であり、議長の藤井義明氏は会議を開始した。
議事日程において最初に、議会録署名議員の指名が行われ、天野喜一郎議員及び奥野泰久議員が選任された。
続いて、会期の決定が行われた。
この定例会は、会期を本日より3月26日までの29日間とすることが議員の異議なく決定された。
第3日程では、笠岡湾干拓地内臭気対策特別委員会の調査報告があり、委員長の齋藤一信氏が詳細を説明した。
同委員会は、臭気問題に関する協議会設置を求める陳情を踏まえて設置され、調査を進めてきた。
委員長は、調査結果として「臭気発生源は、牛舎、堆肥管理、飼料からのものである」と述べ、市の指導の重要性を強調した。
また、環境改善のために具体的な対策を講じる必要があるとしました。
次に、市長の小林嘉文氏から、令和2年度笠岡市一般会計補正予算に関する議案の提案があり、コロナワクチン接種に向けた体制整備を目的とした補正予算が明らかにされた。
小林市長は、この補正には必要な体制整備として1,452万円が計上される旨を説明し、議会から理解を求めた。これに対しても、議員からの質疑はなく、無事に採決が行われた。
続く議案には、令和3年度の笠岡市一般会計予算案が含まれ、新型コロナウイルス対策や地域の振興に関連した施策が強調された。将来的な安定を目指す多角的な政策について具体的に述べられ、教育、福祉、インフラ整備を中心に展開することが報告された。市長は、これらが市民生活に与える影響を強調し、実施に向けた協力を求めた。
特に、「笠岡湾干拓地内からの臭気問題の改善」を提言し、関係者と連携して解決策を模索する姿勢を示した。
また、持続可能な農業・畜産業の実現を目指し、さらなる施策の強化を図る意向も表明した。市は地域経済や生活環境の改善に向け、今後も引き続き取り組むとし、報告を締めくくった。
最後に、議会は次回の会議日程を確認した後、散会することとなった。