令和元年第6回笠岡市議会定例会が12月9日に開催され、文化行政や観光施策に関する質問が多く寄せられた。
最初に、馬越裕正議員が笠岡市の文化行政と観光施策について質問。特に、日本遺産に認定されたことと、小野竹喬生誕130年に関連した回顧展について言及した。馬越氏は、観光施策の展望や地域の文化財活用について深く掘り下げ、観光が地域活性化に如何に貢献するかについて、具体的な施策の提案を行った。
次に、委員会での話題が移る中、高齢者ドライバーの運転免許返納に伴う支援措置が求められ、タクシー助成や公共交通機関の利用促進が話題になった。大本邦光議員は、特に高齢者に安全な移動手段を提供する必要性を訴え、自動ブレーキや踏み間違え防止装置の普及を進めるよう要請した。
さらに、この議会では笠岡市の人口動態や出生数の減少問題についても議論された。人口が減少している現状に対し、行政がどのような施策を講じているのか、また今後の方向性が問われた。これに対し、市長は企業誘致や高齢者支援施策を充実させることで、地域が活性化するよう尽力していると回答した。
また、仁科文秀議員の質問では,笠岡市の文化振興と観光施策が提案された。特に,地域の特性を生かした観光戦略の重要性が指摘され,具体的な施策や実施状況についての新たな情報が求められた。地域内外の連携を深め、観光施策をより効果的に展開するためには,政府や県との協力を密にしていく必要があると強調した。
また、市長は地域振興及び地域活性化に向けての具体的な取り組みの進捗状況を市民に説明し、他市との連携を深めることで共に地域を活性化するための新たな事業を模索する意向を示した。
市議会での態度を踏まえ,笠岡市が今後どのように地域振興へ資するのか,これからの方針についての期待が高まった。議会では引き続き、地域全体の活性化や持続可能な発展に向けた具体的な施策についての議論が続けられる見通しだ。